こんにちは、こちらはエンジニアの私が音楽理論を学んでいくシリーズです。
今回は準備・計画・予備調査編となります。
音楽理論を学ぶといってもどこから手をつけたらいいのか、教材は何にするのか、そもそも音楽理論とは何なのかといったことを検討していきます。
音楽理論とは何か
音楽理論とは何でしょうか?
私が漠然と抱いているイメージでは
といったものです(あまり思い浮かんでいないですね・・・)
それではWikipediaの項目を見てみたいと思います。
”音楽理論(おんがくりろん、英語:music theory)とは、音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの、またその論。
西洋音楽の音楽理論のうち一般的な事柄をまとめたものを音楽通論といい、楽譜の読み書きに用いる規則をまとめたものを楽典という[1]。”
これによると
というようなことがわかってきました。
それでは音楽学とは何でしょうか?
またしてもWikipediaによると以下のようです。
”音楽学(おんがくがく、英語: musicology、フランス語: musicologie、ドイツ語: musikwissenschaft)とは、音楽に関する学問的な研究の総称であり、音楽の哲学とも捉えられる。
西洋音楽・民族音楽、歴史的研究・理論的研究、自然科学的研究などに分類される。研究対象や方法によって、美学、美術史、記号学、心理学、社会学、文化人類学、物理学など、他の学問分野からの影響を受けたり、その方法論を援用したりする。”
どうやら音楽に関する全般的な研究のことを指すようです。
具体的には以下のような分野に分かれているようです。
音楽学の分野
”音楽学の分類はその時代によってさまざまに考案されてきたが、例えばリーマンは音楽学の目標を音楽の要素が持つ心理的な価値を基礎として体系化することと考え、以下のように音楽学の領域を整理した。”
音楽史 | 歴史上の音楽を研究する学問である。また比較音楽学は音楽史の研究と一部関連している。 |
---|---|
音楽実践理論 | 和声法、対位法などの具体的な音楽の理論を研究する学問である。 |
音楽の哲学または音楽美学 | 論理的な音楽への人間の聴き方を研究する学問である。 |
音響学 | 音の物理学的な性質を研究する学問である。 |
音響心理学(音響生理学) | 音に対する人間の聴覚を研究する学問である。 |
ここまでくるとだいぶ話が見えてきました。
私が勉強しようとしている「音楽理論」は、和声法、対位法などの具体的な音楽の理論を研究する学問であり、西洋音楽に関するものである。ということがわかりました。(理論とは何か、まで掘り下げたいところですが、すみません今回は掘り下げずにまた別の機会にしたいと思います。)
ここで西洋音楽以外の音楽理論についても軽く触れておきたいと思います。
民族音楽とは何か、これも非常に大きなテーマです。
とりあえずWikipediaを見てみます。
どうやら西洋音楽の音楽理論以外にも中国、インド、中東等々それぞれの音楽理論があるようです。これらの音楽理論もゆくゆくは学ぶとして、まずは西洋音楽理論を学んだ上で横の軸で比較をしていくというアプローチを取っていきたいと思います。(例えば西洋音楽における音階スケールの概念はアラブ音楽におけるマカーム・ジンスによく似た概念であり、インド音楽におけるラーガにも似ている)
そしてさらに調査を進めてみると、西洋音楽理論というものも「クラシック音楽理論」「ポピュラー音楽理論」に分類することができるということがわかりました。
どちらを選択するかは悩みましたが、今回はクラシック音楽理論を軸に進めていくこととしたいと思います。とはいえどちらかに固執はせずに柔軟に進めていければと思います。
というわけでまとめますと、今回のシリーズでは、音楽理論として「和声法、対位法などの具体的な西洋クラシック音楽の理論」を学んでいきたいと思います。
今回の記事では音楽学全体の中で学ぼうとしていることの立ち位置を調査することができました。これにより今はやらないこと、をはっきりさせることができたと思います。
次回は具体的にどんな教材で、どんな単元を学んでいくかについて検討していきたいと思います。
引き続きお楽しみいただければ幸いです。