運動で体が温まる仕組み、筋肉と代謝のメカニズムを調べてみた

おはようございます。

まだ少し寒いですね。

とにかく運動がもてはやされている昨今ですので、久しぶりのマラソンをしてきました。そこでふと不思議に思ったのですが、なぜマラソンをすると体が温まるのでしょう?体を温めるのに必要なカロリーはどれくらいなんでしょう?

今まで考えたこともなかった運動と代謝について調べてみたいと思います。

まずはともあれ、化学反応式だろうと思って調べてみるとこんな情報に出会いました。

C6H12O6 + 6O2 + 38ADP → 6H2O + 6CO2 + 38ATP

どうやらATP,ADPというものが関わっている様子。

ATPとはアデノシン3リン酸、ADPとはアデノシン2リン酸。

エネルギーの貯蔵庫であるATPが使われるとADPになるようで、上記の式ではブドウ糖からATPを作っているようです。このあたりは高校生物の内容だったようですね。自分は物理化学選択でこのあたりの知識が抜け落ちていました。

そしてATP、ADPの変換では約30kJ/molの反応熱が発生するようです。ということは上記の反応式でいうとグルコース1molに対してエネルギーが30*38=1140kJの熱が発生するということですね。

ということでブドウ糖1mol=180gからは約430kcalが生成されるようです、と考えていてここで疑問が生まれました。

食品の成分表示に書かれているカロリー、あれってその食品を完全燃焼した時に発生するエネルギーなのか、人間の代謝の中で発生するエネルギーどちらなんでしょうか?

上記式をよく眺めてみるとブドウ糖はCO2とH2Oにまで分解されています。つまりこれは完全燃焼の式ですね、両者は同じだったようです。

さて続いて人間の体の比熱を考えてみましょう。

こんな記述を見つけました。

"人体の比熱は約0.83とされていますので,体重70kgの人の熱容量は70×0.83=58.1kcal"

体重70kg人の体温を1度上昇させるには58.1kcalが必要なようです。

つまりブドウ糖が30g程度あれば体温を1度上昇させられるんですね。しかし実際にはじっとしているだけでは体温が上がらないので、運動が必要でしょう。

ブドウ糖30gを燃焼させるのに必要な運動量はどれくらいでしょうか?

ここからは運動、筋肉の収縮と代謝について考えていきます。

〜続く